広大な敷地に700種類超の植物が
約32,000㎡の敷地全体で整備された植栽エリアを、代表的なビューポイント9か所とともにご紹介します。
日本は世界に誇る植物の宝庫。さまざまな花々が咲く草原は生物多様性を育む「ゆりかご」です。少ない手入れで維持できるメドウガーデンに将来の多様性の鍵が委ねられています。
自生地の環境をモチーフにして、砕石と砂利を敷き詰めた過酷な環境をあえてつくりました。高山植物や海辺の植物など、日当たりを好む乾燥に強い植物が力強く育っています。
樹木や中低木、多年草、一年草、球根類が混ざり合い、共に育ちながら、時には主役に、時には名脇役に。高原の春夏秋冬…めぐる季節でドラマティックに変化するガーデンです。
園内のあちこちに、美しく香り高い個性あふれるバラたちを、それぞれの特徴や性質が際立つように配しています。多年草との組み合わせはバラの魅力をさらに引き出しています。
甘い香りに包まれて、バラやハーブ、色とりどりの花々、ベリーなどが咲き乱れています。観て、食べて、飾って…、そんな生活に潤いをもたらすロマンチックなガーデンです。
森の中を好む植物たちの織りなす安らぎの空間が広がります。花だけでなく、それぞれの葉の色、形、質感の多様性とその組み合わせの美しさにハッと息を飲むことでしょう。
かつて八ヶ岳に咲き乱れていた可憐な野草たちがそれぞれ好む環境をつくりました。その美しさを再評価するとともに、絶滅危惧種をはじめ、貴重な種の保護と繁殖を行っています。
ガーデンの高台に夢を載せてまわるメリーゴーラウンド。石積みのテラスから眺める自然の息吹に満ちた景色は、野鳥たちのさえずりと共に美しい思い出として刻まれるでしょう。
かつて土管に封じ込まれていた小川を再生させる「リワイルディング(Rewilding)」の試みで、小川のせせらぎと清流の輝きに、野鳥をはじめ、たくさんの小さな命が集まってきます。